ヒトの感覚に働きかけるホームセラピー

外出する機会や人に会う機会が減ると、何だか閉塞感を感じますよね。「人間は社会的な動物である」という古代ギリシャの哲学者アリストテレスの言葉がありますが、大昔から人の本質は変わっていないものだと思い知らされます。上記言葉は「社会なくしては自分を失う」ということですので、人間は社会から癒しを得ていることになるのでしょう。

癒しを得るためには様々な手法がありますが、大きく次の2種類があると考えています。

まず大事な選び方のポイントです。チェックするのは次の点です。 

  1. 社会性を作り出し癒しを得る方法
  2. 人間の持つ感覚に働きかけて一時的に癒しを得る方法 

ここでは2の感覚による癒やしについて考えてみましょう。
人間の感覚、特に嗅覚や視覚から脳に働きかけ、気持ちを落ち着かせるというものです。

嗅覚による癒し

医学的・科学的に考えると、嗅覚というのは嗅神経を通して嗅球に入り、最終的に大脳辺縁系で処理されると言われています。大脳辺縁系とは大脳の内側に存在する古代の脳といわれるもので、本能的な欲求や情動に関与すると言われています。さらに嗅神経は他の感覚神経とは異なり直接脳に接続しているため、ダイレクトに大脳辺縁系に繋がります。何か難しいことを言っているような気がするかもしれませんが、まとめると、「嗅覚は気持ちにダイレクトに作用する」ということでしょう。
嗅覚に作用する癒しグッズというと、アロマやハーブティーが思い浮かびますよね。withコロナの時代において、自宅で癒しを得るためにこれらの需要が大きくなっているようです。
例えば、公益社団法人日本アロマ環境協会では、アロマとその効果についてまとめています。香りによってさまざまな効果が得られようですので、自分に合ったものを選ぶと良いですね。

出典) https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/result/vol1.php

 

視覚による癒し

ヒトが外部から得る情報の約90%は視覚によるものだと言われています。それだけ視覚情報は人にとってインパクトがあるモノなのです。その視覚に作用することで癒しを得る方法があります。綺麗な自然の景色(滝、海、森など)、可愛い動物、焚き火、神秘的な光などは見ていると癒されると言われます。これらは外へ出て見に行かないと見られないですが、最近ではスマートフォンのアプリで見られるものもあります。

例えば、
○焚き火アプリ
焚き火 https://www.asov.co.jp/works/210/ 
○防水性のスマートフォンのからきれいな光をディスプレイし風呂内でその光を楽しむアプリ
バスライト https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/id962059645?mt=8
○自然の景色を楽しむアプリ
水と自然の癒し https://apps.apple.com/jp/app/%E6%B0%B4%E3%81%A8%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E7%99%92%E3%81%97/id1494224981?mt=8

などがあります。
これらのアプリは無料のものも多いので試しに使ってみても良いかもしれません。

以上、ヒトの感覚に働きかけるセラピーについていかがでしたでしょうか。Telework.Aiでは様々なホームセラピーについてまとめていますのでぜひご覧ください。