オンライン診療の選び方 都合の良い場所と時間で診察を受ける方法

病院やクリニックでは医師との対面の診察が当たり前のように思えますが、最近はオンライン診療というものが注目されてきています。オンライン診療とは、スマートフォンやタブレット、PC等の端末を用いたビデオ通話による診療です。端末がインターネットに繋がっていればどこでも診察をしてもらうことができるので、場所を選ばなくなります。また、基本的にはどのサービスも予約制になりますので、自分の都合の良い日時を選び待ち時間無しで診察を受けられます。
オンライン診療では診察料金の支払いはほとんどの場合でクレジット決済なのでクレジットカードを登録しておけばシステム内で自動的に支払いを済ませられます(一部振込のクリニックもあります)。
また、処方箋が発行される場合、希望の薬局に送付してくれる場合と、ユーザーのもとに郵送される場合があります。

オンライン診療の流れをまとめると次のようになります。
オンライン診療用アプリケーションのインストール→クリニック選択→予約→診察→決済→処方箋→薬の受け取り

※症状や保険の有無により、最初に対面での診察が必要であったり、病気によって制限があるので、オンライン診療を受ける場合は主治医に相談しましょう。

オンライン診療には複数のサービスがありますが、それぞれの特長や選び方をお伝えしたいと思います。
まず大事な選び方のポイントです。チェックするのは次の点です。

 

  1. 自分の症状に合っているか
  2. アプリの機能
  3. 登録クリニック数

まずは1つ目から。 

自分の症状にあっているか

診察を受けたい症状や目的によりまず大きく二つに分けられます。
アプリの中に多くのクリニックと診療科で登録されている「総合型」、症状や目的に特化した「特化型」です。

<総合型の特徴>
アプリ内に多くのクリニックと診療科が登録されているので、そこから自分の症状に合ったクリニックを選ぶことができます。例えば、Aクリニックでは頭痛の診察、BクリニックではAGAの診察といった使い方ができるので、複数の診療科でオンライン診療を利用する場合はこちらがおすすめです。
(アプリ例:CLINICS、curon、ポケットドクターなど)

<特化型の特徴>
女性の月経コントロールや、高血圧症の患者さん、小児科など、症状や目的が明確な場合、自身の体の情報管理などの付加機能の使い勝手が良いため特化型アプリを使用すると良いでしょう。
(アプリ例:ルナルナオンライン診療、telemedEASE BP、キッズドクターなど)

そして2つ目に大事なのが、アプリの機能です 

アプリの機能

価格はほとんど全部、月額のサブスクリプションですが結構、金額が変わってきます。

オンライン診療アプリはどのアプリでもビデオ通話機能が備わっていますが、付加機能が少しずつ異なります。
例えば、事前の問診機能が充実しているアプリでは、ビデオ通話をする前にできるだけ自分の症状をテキストで伝えておくことができるので、診察時に症状の伝え忘れが防止でき、医師の正確な診断の役に立ちます(YaDocなど)
また、bluetooth連携で血圧計等の測定情報を自動的にアプリ内に取り込むことができるアプリもあります。(ポケットドクターなど)

そして最後に3つ目は、登録医療機関数です。とくに「総合型」のアプリでは、自分に最も合ったクリニックを選ばなければならないので、ある程度の登録数は必要です。

登録医療機関の数

オンライン診療で多くの医療機関登録があるのはcuronで4000以上、CLINICSで1200以上です。これらのアプリですと目的に合ったクリニックは十分に見つかるでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大によりさらに注目されてきているオンライン診療ですが、ユーザー数や実施医療機関数も大幅に増加してきています。多くのクリニックから選ぶこともできるので、自分の症状や、実際に医師の診察を受けての印象で最も自身に合ったアプリやクリニック、医師を探してみるのも良いかもしれません。
Telework.Aiではここに挙げたものだけではなく、様々なオンライン診療を掲載してありますので、ぜひ参考にして下さい。