在宅ワークをきっかけに 家から始める社会人向けオンラインセミナー

コロナ禍という特殊な環境で、在宅勤務の必要性や不要不急の外出自粛が要請されて久しいですね。大人の習い事やビジネススクールも、クラスターを避けるために教室での授業を中断しているところもあるようです。

しかし、日夜技能の研鑽に取り組むビジネスマンにとって、スキル向上は「不要不急」などではなく、急を要する問題であり永遠の課題です。そこで今回は、ステイホーム期間でもすぐに受講できる、オンラインセミナーの紹介をしたいと思います。

 オンラインセミナーと一口に言ってもその種類は様々。自分にあったものを選んで行けるようにしていきましょう。

 

提供コンテンツのジャンル

オンラインセミナーが集まるプラットフォームでは、様々なコンテンツが提供されます。ビジネススキルについて学びたいならビジネススクールをバックグラウンドに持つグロービスが運営する「グロービス学び放題(https://hodai.globis.co.jp/)」、ビジネスだけでなくデザイン、プログラミング、AI・ブロックチェーンなどの新技術についてのスキルを広く向上させたいなら自動車・電子・機械工学分野などに幅広い顧客をもつ「Udemy(https://ufb.benesse.co.jp/)」、もっと深く掘り下げて学術的な専門分野の学習がしたいならオンラインの大学講義や企業のセミナーが受講できる「JMOOC(https://www.jmooc.jp/)」などのサービスがあります。


自分に合った講座をピックアップして受講することが可能なプラットフォームもあるので、そういったところでマイペースにセミナーを受けるのも手ですが、それぞれが提供する講座の特色やバックグラウンドを把握しておくとより便利に利用できるでしょう。

 

講座のスケジュール

Webセミナーの中には、いつでも録画した講義を見られるタイプとリアルタイムに受講するタイプがあります。

録画した講義を見るタイプは受講者のライフスタイルに合わせて知識を吸収でき、過去の講義も聞けるなどの便利な点があります。一方、リアルタイム受講型の講義は講師やスピーカーにその場で質問ができるなど双方向の講義システムを採用していることも多く、学習の助けになるなどこちらにもメリットがあります。(ストアカ(https://www.street-academy.com/)など、多数のリアルタイム講義を受講できるサービスもあります)
もっとも、録画した講義であっても講師に直通の質問箱が設置されることも多いです。またリアルタイムに受講するコンテンツも録画を残したり、複数日程開催することで時間に融通が効きやすくなっているサービスもあります。


それぞれのサービスでシステムの利便性を増すためのフォローをしているか、というのはオンラインセミナーを選ぶうえでの重要なポイントになってくると思います。

 

価格・料金体系

できるビジネスマンはコストとリターンを天秤にかけるのもお手の物。同じ成果が上がるなら無駄をなくすのがうまいやり方です。

年額制(半年コースもあり)の「グロービス学び放題」やコンテンツごとに買い切りの「Udemy」、「ストアカ」、無料で「授業」に参加できる「Schoo(https://schoo.jp/teacher/)」などコンテンツごとに料金体系は大きく異なります。様々なコンテンツにあたりをつけて、ご自身で最適なプランを組んでみてください。ちなみに、「グロービス学び放題」では10日間の無料トライアルが受けられます。また、「Udemy」では期間限定の大幅割引(90%引きも!)を定期的に行っているので実際は表示されている金額よりもお得に受けられることが多いことは覚えておきたいですね。 

 

ビジネスプランの有無

中規模以上の企業にとって、会社全体で導入できるビジネスプランがあるかどうかは重要なチェックポイント。会社全体でボリュームディスカウントを受けられるだけでなく、社内で役に立ちそうな講義を共有できたり、講義の知識を会社で活かすノウハウを築くチャンスが増えたりいいことづくめです。「グロービス学び放題」、「Udemy」、「ストアカ」などはいずれもビジネスプランを持っており、法人でアカウントを作成することができます。


また、会社が社内向けセミナーを作成して、自社内で共有することができる「TANREN(https://tanren.jp/)」というサービスもあります。いわゆるセミナーのビジネスプランとは少し異なりますが、これも全社的なスキルアップという意味では有益であることには間違いありません。自社内のノウハウをその会社に合った形で伝えるという形態は、ビジネスのプロの講義とはまた違ったスキルアップ手段となりますね。

 

おわりに

自戒を込めて言いますが、いかに学習ツールが良くても本人がやる気を出さなければスキルは身につきません。

しかし、やる気があってもどうしていいか分からない人たちにとっては、これらのオンライン学習ツールは大きな助けとなるはずです。ステイホーム期間中、効率よくスキルアップをして、また出社したときには見違えた自分になれるように頑張りましょう。